「ネスプレッソのヴァーチュオ購入を検討しているけど、まずいって本当?」
口コミ検索をすると、『ヴァーチュオ まずい』という検索結果が出てくるため、購入を躊躇している方もいるのではないでしょうか。
本体代も高いし、毎日飲むものだからこそ、買ってから後悔したくないですよね。
結論から言うと、ヴァーチュオで淹れるコーヒーは「どうしてもまずくて飲めない!」わけではありません。
この記事では、「ヴァーチュオはまずい」と言われる理由とその実態や向いている人・向いていない人などを詳しく解説しています。
ヴァーチュオ購入前に知っておくと良いポイントを整理したので、ぜひ参考にしてください。

ヴァーチュオが「まずい」と言われる理由3つ
ヴァーチュオはなぜ「まずい」と検索されているのでしょうか。
その理由は以下の3つ。
1つずつ解説していきます。
抽出方法の違いで「まずい」
まず、最大のポイントはヴァーチュオは抽出方法が他のエスプレッソマシンとは異なる点です。
ヴァーチュオは『セントリフュージョン方式』という、カプセルを高速回転させた際の遠心力でコーヒーを抽出。
お湯と空気をカプセル内に注入しながら均一に抽出することで、クレマ(泡)を多く含んだ、マイルドで軽やかな味わいのコーヒーができあがります。
しかし、『セントリフュージョン方式』を採用しているエスプレッソマシンは限定的。
他の多くの機種(ネスプレッソのオリジナルラインやデロンギ、ネスレ製品など)は力強い味わいの高圧ポンプ式(19気圧など)の抽出方式を採用しています。
そのため、高圧ポンプ式のコーヒーに慣れている人にとって、ヴァーチュオの軽やかで泡立ちの良いコーヒーは「薄い」「物足りない」と感じられ、結果的に「まずい」と判断されることがあるのです。
コーヒーの好みの違いで「まずい」
コーヒーの味わいには、苦味・酸味・コク・香り・ボディ感などの要素がありますが、エスプレッソを好む方の多くは、濃厚で力強い苦味や深いコク、短時間での凝縮感を重視する傾向があります。
一方で、ヴァーチュオのコーヒーは、軽やかでマイルドな味わいやふんわりとしたクレマがとうちょうで、飲みやすさを重視し設計されています。
この方向性の違いから、エスプレッソを好む人にはやや物足りなく映ってしまうのです。
実際に、ヴァーチュオのコーヒーに対して「コクが足りない」「薄く感じる」「香りが弱い」といった印象を持つ方も一定数おり、軽やかな飲み心地が「まずい」という評価につながったと考えられます。
温度・香りで「まずい」
ヴァーチュオで抽出されるコーヒーは、マシンの性質上、抽出温度が一定に制御されています。
沸騰したてのような熱々が好みの方は、ヴァーチュオで淹れたコーヒーがぬるく感じ、「まずい」と感じてしまいます。
また、ヴァーチュオの特徴であるたっぷりのクレマも、ぬるさを感じる要因の1つ。
コーヒーを飲むと、人肌くらいの温かさのクレマが真っ先に口に入ってくるため、コーヒー全体が「ぬるい」と感じやすくなります。
一定温度のコーヒー+豊富なクレマが、ヴァーチュオのコーヒーは「ぬるくてまずい」評価に繋がっていると考えられます。

ヴァーチュオは本当にまずいのか?実際に飲んで確かめてみた

ヴァーチュオは本当にまずいのか、実際に3ヶ月飲み続けてみました。
結論から言うと、ヴァーチュオのコーヒーは『まずくて飲めない』コーヒーではありません。
コーヒー経験値が浅い筆者ですが、大手カフェで販売されているコーヒーとの差はそれほど感じられず、カフェでマグカップで出されたら何も疑問を抱くことなく、そのまま飲んでしまうと思ったからです。
一杯ごとに抽出するヴァーチュオのコーヒーは、インスタントのような粉っぽさや後味の雑味がなく、好みのカプセルを見つけることができれば、家でのコーヒータイムを十分に楽しめる商品です。

ヴァーチュオの口コミは?良い口コミ・悪い口コミを調査
ヴァーチュオの実際の購入者はどのように感じているのか、良い口コミと悪い口コミをそれぞれチェックしてみました。
第三者の口コミも参考に、ヴァーチュオが自分に合うかどうかの判断材料にしてみてください。
悪い口コミ
悪い口コミです。
具体的にまずい理由を述べているわけではありませんが、直感的に「まずい」と感じているユーザーが多く見られました。
試飲せず買ってしまったんだけどヴァーチュオのアーモンドクロワッサンフレーバークソまずい!😭誇張抜きで胃酸の味がする
— くま😬🤳 (@hayaku_kaere) December 9, 2024
ネスプレッソのヴァーチュオ、インパクトすごかったけど不味かったな
— 分分丸 (@wakewaka_0) March 2, 2025
泡ボコボコのやつ
ネスプレッソ ヴァーチュオ、マグカップサイズでブラックで美味しいのを飲めたらなーとカプセルを試してるけどブラックで美味しいのにまだ会えてない。酸味が少ないはずのやつでもなんか酸っぱい…?牛乳で薄めると飲める感じ。私にとってはインスタントコーヒー寄りのポジションかもしれない。
— ユキミ(mono) (@yukimi_g) June 28, 2025
他にも、「フレーバーコーヒーは変な味でおすすめできない。」や「まずくて返品したい。」などの口コミも散見されます。
悪い口コミは、「まずい」「コーヒーではない」「返品したい」など、強い批判が多いため、口コミだけを見ていると悪い商品のように感じてしまうのではないでしょうか。
しかし、悪い口コミよりも良い口コミの方が圧倒的に多いので、良い口コミも紹介していきます。
良い口コミ
良い口コミです。
ネスプレッソ ヴァーチュオを購入したんだけど、コーヒーが美味すぎて、カプセルがどんどんなくなってゆく…
— あずねこ🌂 (@fm5zoa82ktd) January 30, 2025
でもヴァーチュオのコールドブリュー、スッキリしてて美味しいんだよな
— はるとるふな (@hrtrhn305) May 7, 2025
すっごい久々にヴァーチュオの
— 清蓮【降りてきたアイディアは曲に繋げがち😆】 (@seiren898) February 19, 2025
コーヒー、しかもミルク以外は入れずに飲んだらめっちゃ美味しいー!
なんだかんだ私って香りが良くて美味しければ甘くなくても好きなんだよなって再認識しました。
まじうまー.…
美味しすぎてため息…
さらに、「200円もしないのに味がよい。」「本当にカフェインレスなの?と疑いたくなるほどのおいしさ。」「手軽で美味しいので、喫茶店に行く頻度が減った。」などの口コミが見られました。
全体的に「手軽においしい」「外で飲まなくても満足できる」といったポジティブな声が多く、Amazonレビューでは約80%以上のユーザーがヴァーチュオのコーヒーに満足していることが分かりました。
「毎日、手軽にコーヒーを楽しみたい」と考えている方は、ヴァーチュオを選択肢に入れてみても良いでしょう。
ヴァーチュオはどんな人におすすめ?向いている人・向いていない人を解説
たっぷりのクレマや個性的なカプセルなど、ヴァーチュオには向き不向きがあります。
実際に使用してみた筆者が、向いている人・向いていない人を解説します。
後悔しないための参考として、ぜひチェックしてみてください。
ヴァーチュオが向いている人
ヴァーチュオが向いているのは、以下のような人です。
では、1つずつ見ていきましょう。
濃厚なクレマ(泡)のある一杯が好きな人
ヴァーチュオの特徴はなんと言っても、たっぷり濃厚なクレマ(泡)です。
クレマには以下の役割があります。
- コーヒーの香りが持続しやすくなる
- 口当たりがまろやかになる
- 見た目が美しくなる
技術がなくても簡単にクレマたっぷりのコーヒーを淹れられるので、クレマたっぷりのコーヒーを飲みたい人にヴァーチュオはおすすめです。
手軽さや時短を重視したい人
ヴァーチュオを続けやすいの理由の1つが、手軽にコーヒーが飲めるところ。
水とカプセル、マグカップをセットしてボタンを押せば、あっという間にクレマたっぷりのコーヒーが完成です。
粉の計量はもちろん、蒸らしや湯量の調整など難しいことを気にしなくてよいため、「今日は薄くなっちゃった…。」などの失敗がなく、コーヒーを楽しめます。
多めに飲みたい人
「コーヒーはたっぷり飲みたい」という方にヴァーチュオはおすすめ。
MUG(マグ)は約230ml、CARAFE(カラフェ)は約535mlとマグカップ2~3杯分を抽出できます。
仕事で常にコーヒーを飲んでいる人や水筒に入れて持ち歩きたい人、来客でコーヒーを出したいときにも最適です。
ネスプレッソ『オリジナル』では最大抽出量がLUNGO(ルンゴ)の約110mlなので、「コーヒーの消費量が多い」方はヴァーチュオを選ぶと良いでしょう。
色々なコーヒーを味わいたい人
ヴァーチュオのカプセルは常時30種類以上のラインナップがあり、様々な好みに対応しています。
酸味や苦味などが特徴的なものもあれば、バランスのとれた飲みやすいコーヒーもあり、自分のお気に入りのカプセルを見つけられるでしょう。
定期的に期間限定のカプセルも販売されるため、飽きづらい設計になっています。
期間限定のブルーボトル
今朝は、ネスプレッソとブルーボトルコーヒーとのコラボ新製品 ブレンドNO.1。ヴァーチュオ限定品。非常にフルーティーで甘さも感じ、マイルドで味わい深いコーヒー。ブルーボトルでよく飲む事がある妻曰く、香り味も似てるそうです。 #ネスプレッソテイストメーカー #PR #ネスプレッソ #ブレンドNO1 pic.twitter.com/asE9H0BFzu
— 🌊hidebusa🌴 (@hidebusa1) December 5, 2024
インテリアにこだわる人
筆者はヴァーチュオネクストの『マットブラック』を購入したのですが、これがカッコいいんです。
やや微妙なわが家のカップボードも、ヴァーチュオが置いてあるところだけオシャレに見えるのではないでしょうか。
「シックカラーはインテリアに合わない…。」「色でも気分を上げたい!」方には『ヴァーチュオポップ』がおすすめです。

ヴァーチュオが向いていない人
一方で、こんな人にはヴァーチュオは向いていません。
順に解説します。
濃厚でパンチのある味わいが好きな人
ヴァーチュオは全体的にまろやかで飲みやすい味わいのコーヒーが多いため、深煎りの苦味やガツンとしたコクを求める方には物足りない可能性があります。
とくに普段からエスプレッソを愛飲している方は物足りなさを感じてしまうでしょう。
『インテンソ』や『ディアヴォリート』のような力強いブレンドもありますが、ガツンとくるような濃いコーヒーはごくわずか。
全体としては『バランス重視』の設計なので、パンチある一杯を常に求める方には不向きと言えるでしょう。
1杯あたりのコストを安く抑えたい人
ヴァーチュオは自宅で手軽にコーヒーを飲める点が魅力ですが、1杯あたり110円~150円ほどの価格帯です。
コンビニで購入するコーヒーと同程度なので、人によっては「やや高い」と感じる可能性があります。
「毎日2~3杯飲む人は400円、500円とかかってしまうことに。」
カフェで飲むコーヒーよりは安いですが、それを良しとするかは人それぞれでしょう。
マシンの音が気になる人
ヴァーチュオは抽出時に独自の遠心力システムを使うため、「ギュイーン」といった低めの機械音が鳴ります。
抽出時間は2~3分ほどで時間は短いものの、静かな朝や夜に使うと意外と音が響くため、賃貸や部屋との距離が近いマンションなどでは音を気にして使用を控えてしまう可能性があります。
「赤ちゃんのいる家庭でも、子どもが起きてしまわないかコーヒーを淹れるたびにドキドキしてしまうかも。」
細かく味を調整したい人
ヴァーチュオのコーヒー抽出はカプセルを使用するため、豆の挽き具合や抽出温度、湯量などを自分好みに調整することができません。
いつでも同じ味を再現できる安心感がメリットですが、豆を量って挽き、抽出条件を変えながら味の違いを楽しみたい方には不向きです。
コーヒーを趣味として追求したい方よりも、「手軽に安定した一杯を飲みたい人」に向いています。

ヴァーチュオで失敗したくない人が購入前に試飲する方法3選
ヴァーチュオが気になっているものの、「味が好みに合うか不安」と感じている方に向けて『購入前に試飲する方法』を3つ紹介します。
1つずつ解説します。
ネスプレッソブティックで試飲する
1つ目はネスプレッソブティックで試飲する方法。
ネスプレッソブティックでは、カプセルコーヒーやマシンの購入だけでなく、専任のコーヒースペシャリストによる試飲や製品案内を受けられます。
コーヒーの楽しみ方やバリスタのテクニックを体験できるのも魅力のひとつ。
主要都市にしか店舗がないのはデメリットですが、購入前に味を確かめたい方には最適なスポットです。
コストコで試飲する
2つ目はコストコで試飲する方法です。
店舗によってはマシンの実演販売が行われており、その場で淹れたてを試せます。
ネスプレッソから派遣されたスタッフが実演販売をしているため、カプセルの種類や抽出方法を直接質問できるのもメリットです。
「ブティックには行けないけど、コストコなら近くにある。」という方は、イベントが開催されていないか定期的にチェックしてみると、購入前の不安を解消できるのではないでしょうか。
ちなみに、コストコで購入すると本体価格が定価よりも3,000~5,000円安いことが多く、さらに数千円分のクーポンも付いてくるため、非常にオトクです。
家電レンタルで借りる
3つ目は家電レンタルサービスを利用する方法です。
「購入する前に数日間じっくり試したい」という方におすすめで、味や使い勝手をしっかり確認できるのがメリット。
購入前に『音の大きさ』『置き場所』『カプセルの種類』などを実際に確認できるため、「家族の意見も気になる」という方はレンタルがおすすめです。
まとめ|ヴァーチュオは決して「まずい」わけではない
ヴァーチュオは決して「まずくて飲めないコーヒー」ではありません。
買ったことを後悔するような、ネガティブな口コミも見られますが、多くのユーザーは「毎日飲んでも飽きない」「手軽でおいしい」と評価しています。
ただし、「毎日飲んでも飽きない」という口コミから読み取れるのは、『バランスの取れた飲みやすいコーヒー』ということ。
深煎りの強い苦みや濃厚さを好む人には、「物足りない」と感じられるでしょう。
つまりヴァーチュオは、『濃さよりも飲みやすさを大切にしたい人』に向いているマシンだと言えます。
購入に迷っている方は、ブティックやコストコで試飲したり、家電レンタルを活用してみたりと、実際に体験してから判断すると安心なので、ぜひ検討してみてください。
